この狂言は多少エッチな場面もあるが、竹富島の生活様式をよく描き出し、民族性をおびた爆笑劇として、昔から親しまれてきた。
出演者、マイチ・ヌベマーは仮の名でその年毎に名前は入れ替わる。
例として村の役職員の奥さんの名が呼ばれるのが習わしである。
この狂言は、島の古代の性風俗を描いたものであるが従来タブーとされている性については現代も古代も変わりはない。
それが陰湿な形態ではなく極く自然に古代の性風俗が戯曲化して島の風土の中に生きてきた。ということは、他の民俗芸能に類を見ない素晴らしい特異なものと思われる。
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