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2018年6月27日水曜日

クイチャ踊り 解説    上勢頭 亨

H10.12.17木記

この歌は竹富島の婦女子に中山王府へこの人頭税として赤縞上布(あかじまじょうふ)・紺縞上布(こんじまじょうふ)・下布木綿布等を賦課され、その御用布を苦心して織り上げ、期限内に無事完納した嬉しさの余り、蔵元(くらもと)の広い庭に於いて、女頭(ブナジ)(女の役名)はじめ、婦女子が、我を忘れて手の舞、足の踏むところを知らず、円陣をつくって声を合わせて歌い踊ったのが「クイチャ踊り」のはじまりだということである。

スル掬い狂言


スルッ掬い狂言は二十五年ぶりに、古老の指導により、昭和五十年の種子取に復活した狂言である。
 この狂言は多少エッチな場面もあるが、竹富島の生活様式をよく描き出し、民族性をおびた爆笑劇として、昔から親しまれてきた。
 出演者、マイチ・ヌベマーは仮の名でその年毎に名前は入れ替わる。
例として村の役職員の奥さんの名が呼ばれるのが習わしである。
 この狂言は、島の古代の性風俗を描いたものであるが従来タブーとされている性については現代も古代も変わりはない。
それが陰湿な形態ではなく極く自然に古代の性風俗が戯曲化して島の風土の中に生きてきた。ということは、他の民俗芸能に類を見ない素晴らしい特異なものと思われる。